
Pornhuberという稼ぎ方
今年に入ってPornhubで稼ぐ人=Pornhuberが増えているようなので、ちょっと調べてみた。
※ Pornhub
→だれもが見たことがあるであろう世界で1, 2を争う巨大アダルトサイト。1日約1億アクセスが発生している。
Pornhuberの収益

さっそくだが、Pornhuberの収益を見ていこう。
Pornhuberの収益はPornohubにおける動画の再生数で決まるようだ。
Pornhubに動画をアップロードし、それがどれだけ再生されるかで収益決まる。
その人の再生数を見れば大体収益がわかる。そんな仕組みである。
Pornhubでは1動画再生で0.06円ほどらしい。
ちなみにYouTubeは0.1円。
YouTubeの6〜7割ということで、なかなかの収益である。
Pornhubで動画を再生しようとすると、YouTubeと同じようにだいたい最初に広告が流れる。
強制的に広告を見させられるので、広告収入が高いのだろう。
2021年10月現在、
Pornhubで「動画を見つける」からアマチュア動画を検索したときにトップを独占している
えむゆみカップル
の再生数は約8,000万回である(全69動画)。


つまり想定収益は約500万円。
他にも1,000万再生を超えるPornhuberがいくつかあるので、そのあたりでも100万単位で稼いでいることになる。


Pornhubは世界の人が見るし、
アジア女性は人気なので、日本語をしゃべるYouTubeチャンネルより再生回数は伸びるのだろう。
Pornhuberの稼ぎ方
Pornhuberで稼ぐ人は通常、Pornhubの広告収益だけではない。
Pornhubのチャンネルページをみるとわかるが、だいたい「公式サイト」へのリンクがあり、それがOnlyFansやFantiaなどのファンサイトの導線になっており、そちらでフル動画を提供するという仕掛け。
なんでそんな複雑な仕掛けになっているのかというと、
現在、Pornhubでクレジット決済が停止していて、サブスクや単品販売ができなくなっていることが理由らしい。
(参考)
女性ファンクラブサービスはどれを選ぶべきか?OnlyFans/Fantia/fanbox/CandFans/フクロトジ
OnlyFansやFantiaなどのファンサイトは月額1,000〜2,000円など。
先ほどのえむゆみカップルの場合、Fantiaには現在33,000人のファンがいる。

無料プランのファンもいるので、この数に月額をかけるわけにはいかない。
有料会員数は不明だが、ざっくり1割が有料会員としても月額2,980円なので、1ヶ月の収益は約1,000万である。
Pornhub、YouTube、Twitterからの集客
→Pornhubで無料商品
→ファンサイトで本商品
というマーケティングの基本に沿った流れである。
なお、AbemaTVの給与明細という番組にも、Pornhuberを特集した番組がある。
給与明細#162:【高額給与SP】愛の営み配信する19歳美少女
給与明細#152:愛の営みを売る男女vol.2 “実は結婚しています”20代夫婦の情事配信
給与明細#143:愛の営みを売る男女vol.1 “お金に執着ない”交際9ヶ月カップル
いずれもプレミアム会員のみ視聴可なので、中で公開している給与明細は割愛するが、上の計算をすればいいだけので、チャンネルさえわかれば大体推定することが可能だ。
Pornhuberの形態

Pornhuberの形態は以下4つに分類される。
- カップルのセックス動画
- 男性目線のハメ動画
- 女性のオナニー動画
- 男性のオナニー動画
視聴者は男性が多いので、男性のオナニー動画以外は女性は顔出しが多い。
マスクをつけていたりするが、あってないようなものである。
カップル動画の場合、カップルの外見、特に女性の外見はそれなりのレベルがないと人気は出ないように見える。
男性も顔を公開するなら同じだが、
見る人が男性のため、男性は仮面をつけていることが多く、男性の外見は必須ではないように思う。
Pornhuberとしてのモデル登録

Pornhuberとして活動するには、Pornhubでモデル登録(アカウント登録)が必要になる。
収益を得るには個人認証が必要になるが、
今のところ、日本人の場合はパスポートでの認証のみである。
パスポートの顔写真と自分の今の顔写真を送って、一致すれば認証という仕組みだ。
Yoti.com
という認証サービスが使われている。
Pornhuberの探し方
Modelhub
から探すことができるのだが、プロフィールの文章を検索対象に含めていないようで、日本人の人気Pornhuberを探すことができない。
先ほど紹介した
Pornhubで「動画を見つける」からアマチュア動画を検索する方法か、
だいたい集客目的でTwitterアカウントを持っているので、TwitterからPornhuberで検索するとよい。
顔出しセックス動画をアップロードすること

さて、インターネットが始まって以来、顔出しセックス動画はそれこそ大量にアップロードされてきたが、これほど稼げることはなかっただろう。
上で紹介したカップルなんかは、現代の並のAV女優よりよほど稼いでいるのではないか。
素人でもここまでできてしまうと、今後続々と参加人数が増えそうだ。
数年前にYouTuberが大量に増えたのと同じように。
このとき気になるのは、顔出しセックス動画をインターネット上に残すことの影響だ。
最初に書いた通り、かれこれ20年くらい、顔出し素人セックス動画などは腐るほどアップロードされてきただろう。
それでも普段生活していて、あの人、出てるんだよ、なんて場面に遭遇したことはない。少なくとも普通の生活をしている人は。
だから、上で紹介した人たち、相当稼いでいる人であっても、普通に街中を歩いてて、指を刺されるみたいなこともないのだろうと思う。
そういう意味では稼ぎの一つの方法としていいのかな、とも思う。
たとえデジタルだから永遠に残るとしても、
インターネットにはそれこそ膨大な量の写真・動画が保存されていて、日々湧いてくるわけで、彼・彼女たちの動画にも埋もれていくだろう。
ただ、日常生活はそれでよくても、
とある組織やコミュニティに属するのは難しくなるのではないか。
普通の会社員が身バレしたら、会社から肩をトントンされるだろうし、同僚からの目も厳しいだろう。
バレるまで小さい組織でコソコソ働くというのも考えられるが、そういうストレスが普段の生活には一番堪えるものだ。
また、やはり若さ勝負の部分がある。
年齢がいっても需要はあるが、若い年代の人には勝てないし、若い時の稼ぎをキープするのは難しい。
とすれば、年齢的に勝負できる時期にめちゃくちゃ稼いで、
どこかでスパッとやめて稼いだ資金で別のビジネスにピボットする、
あくまで時限的だと割り切る、というのが普通の帰着かと思う。
AV女優だって、キャバ嬢だって、ホストだって、若さが必要な水商売はどれも同じ考えだ。
中途半端に長々とやるのが一番リスクが高いということになる。
結局、どんなことでも金稼ぎなんて簡単じゃないよっていう当たり前のことを、今後の参入者には考えてもらいたいものだ。