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ABEMAドラマ「M 〜愛すべき人がいて〜」の見どころを紹介

その他

ABEMAドラマ「M 〜愛すべき人がいて〜」

全7話
4話以降はプレミアム会員のみ
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あらすじ

平成の歌姫アユ(安斉かれん)が単身福岡から上京し、カリスマプロデューサーであるマサ(三浦翔平)の手によってスターの階段を駆け上がっていくサクセスストーリーと、2人の恋愛ドラマ

最初は歌手とプロデューサーの関係だったが、さまざまな困難を乗り越えていく中でプライベートでの愛が芽生えていき、一緒に暮らす仲になる。

しかし、最終的には、アユがトップアーティストとして日本中のファンを魅了し続ける存在になるためにマサは別れを選ぶ。

全体総評

★★★★☆

愛し合う2人の男女がお互いの将来を考えて一緒になることを諦める

片方は日本を代表するトップアーティスト
もう片方は彼女を育てたカリスマプロデューサー、レコード会社の専務。

2人とも取り巻く環境の中での存在が大きすぎて一緒になる未来はない

出会うところが違えばという仮定は成り立たない。
マサがいなければアユは誕生しなかったのだから。

愛し合い、尊敬し合う最高のパートナーであるにも関わらず結ばれない2人

そういう心境に思いを馳せることができる人は見るべき
男女の恋愛、結婚について考えさせられる。

他方、2000年前半の本物のあゆを知っている人が暴露ドラマとして期待して見るなら、このドラマはあくまでフィクションであり、その期待には裏切られるだろう。

見どころ

本来の見どころは全体総評に書いたとおり、惹かれ合う2人が最終的には結ばれないという悲劇的要素であるが、
映像ゆえ、また放送作家の鈴木おさむ氏の脚本ゆえ、
大真面目なマサ(三浦翔平)とアユ(安斉かれん)以外の役者のアクの強さに思わず笑いがこぼれてしまうところが、このドラマの見どころでもある。

マサの相棒の白濱亜嵐

社長の高嶋政伸

その秘書の田中道子

鬼トレーナーの水野美紀

アユをいじめる久保田紗友

アユの元事務所社長の高橋克典

そして、イカれた秘書の田中みな実

なんと言っても田中みな実演じる礼香は放送当時もその怪演が話題になるほどネジが外れている。

眼帯をして見た目からぶっ飛んでいる演出は見事だ。

あまりの存在感に礼香はスピンオフドラマになった。

 ABEMAドラマ「L 礼香の真実」

印象に残ったシーン

マサが白濱亜嵐を叱り飛ばすシーン

人の人生背負ってんのに誰かのせいにしてんじゃねーぞ!バカヤロー!!

高橋克典がマサにアユとの将来を考えさせるシーン

君はアユと結婚して幸せになりたいのか、ずっと最高のアーティストでいて欲しいのか、どっちだ?

マサの家に勝手に入り込みハッピーバースデートゥーミーを歌う礼香

ハッピーバースデートゥーミー♪ハッピーバースデートゥーミー♪

まとめ

原作がノンフィクションとして発表され当時は話題になった「M〜愛すべき人がいて〜」。

今考えると業界の中では2人の関係は周知の事実だったのではないだろうか。
だから、出す方も20年近く前のことだし、知ってる人は知ってるし、みたいな感覚だったのではないか。

このドラマが事実に基づくフィクションだと考えるとそんな気がしてならない。

現実の2人はその後それぞれ別のパートナーと結婚し、そして離婚している。

2人の運命を想いながら「M」を聴くと男女の恋愛の終わりの切なさを感じてしまう

今日もきっとこの街のどこかで
出会って 目が合ったふたり
激しく幕が開けてく

それでも全てには
必ずいつの日にか
終わりがやって来るものだから

今日もまたこの街のどこかで
別れの道 選ぶふたり
静かに幕を下ろした

‘MARIA’ 愛すべき人がいて
時に 強い孤独を感じ
だけど 愛すべきあの人に
結局何もかも満たされる

‘MARIA’ 愛すべき人がいて
時に 深く深いキズを負い
だけど 愛すべきあの人に
結局何もかも癒されてる

‘MARIA’ 誰も皆泣いている
だけど信じていたい
だから祈っているよ
これが最後の恋であるように

理由なく始まりは訪れ
終わりはいつだって理由をもつ…

浜崎あゆみ「M」 https://www.uta-net.com/song/12746/

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